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賃貸・一人暮らしの味方。工事不要で導入できるスマートホーム製品を徹底紹介。
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賃貸でも始められる!Matter対応スマートホーム入門ガイド【工事不要・一人暮らし向け】

2026 6/18
IoT入門・活用術
2026年6月24日
賃貸でも始められる!Matter対応スマートホーム入門ガイド アイキャッチ

「スマートホームを始めたいけど、どの製品を選べばいいかわからない」「Amazonで購入したデバイスが、Google Homeのアプリで使えなかった」——そんな経験はありませんか?

2026年現在、「Matter(マター)」という共通規格の普及により、メーカーが違っても同じアプリで一元管理できる時代になりました。工事不要・原状回復OKの対応製品も豊富に揃っており、賃貸や一人暮らしのスマートホーム入門に最適なタイミングです。

本記事では、Matter規格の基本的な仕組みから、賃貸物件での導入ステップ・注意点・おすすめのスターターセットまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

目次

Matter(マター)とは?スマートホームの「共通規格」

Matter(マター)とは、2022年に正式リリースされたスマートホーム機器の共通通信規格です。Apple・Google・Amazon・Samsungをはじめ280社以上が参加するConnectivity Standards Alliance(CSA)が策定しました。

Matter登場以前のスマートホームは、製品ごとに専用アプリが異なり、「SwitchBotの照明はSwitchBotアプリ、Philips HueはHueアプリ」と複数のアプリを使い分けなければなりませんでした。また、メーカーをまたいだ製品どうしの連携も非常に困難でした。

Matter対応製品であれば原則として、Apple HomeKit・Google Home・Amazon Alexa・SmartThingsのいずれのプラットフォームからでも操作可能です。「メーカーが違っても、好きなアプリでまとめて操作できる」のがMatterの最大のメリットです。

Matter 1.5(2025年)でさらに進化

2025年秋にリリースされたMatter 1.5では、セキュリティカメラやビデオドアベルが標準対応に加わりました。2026年時点では対応製品数が8,500種類以上に達しており、照明・スマートプラグ・スマートロック・カメラなど、ほぼすべてのカテゴリで選択肢が揃っています。

ローカル制御で安定した動作を実現

Matterのもう一つの強みが「ローカル制御」です。操作コマンドが家庭内ネットワーク内で完結するため、クラウドサービスの障害やインターネット回線の不具合があっても、自宅のWi-Fiが生きていれば機器を操作できます。以前のスマートホーム製品で経験した「サーバー障害で電気が消せない」といったトラブルが起きにくくなっています。

Matterが解決する3つの問題

以前の問題Matterによる解決
メーカーをまたいで連携できないMatter対応製品はどのメーカーでも連携可能
クラウド障害で操作できなくなるローカル制御で自宅内ネットワーク内に完結
サポート終了で使えなくなるリスク標準規格ベースのため長期サポートが期待できる

賃貸・一人暮らしにMatterが向いている3つの理由

① 工事不要の対応製品が豊富に揃っている

Matter対応のスマート電球・スマートプラグ・後付けスマートロックは、壁の工事や電気配線の変更が不要です。退去時の原状回復条件をクリアしながらスマートホーム化できます。賃貸でも安心して導入できる製品が増えているのは、Matter普及の大きな恩恵のひとつです。

② 1製品でマルチプラットフォームに対応できる

「将来iPhoneからAndroidに乗り換えるかもしれない」という方でも、Matter対応製品なら安心です。Apple HomeKit・Google Home・Amazon Alexaのどれとも組み合わせられるため、エコシステムをあとから変更しても製品を買い替える必要がありません。

③ スモールスタートで少しずつ拡張できる

Matter対応のスマート電球1個から始めて、徐々にスマートリモコンハブ・スマートロック・スマートプラグへと拡張できます。大きな初期投資が不要で、賃貸の引越し先でも持ち運んで再設置がスムーズです。

始める前に確認しておきたい3つのポイント

ポイント1:Wi-Fi環境の確認

Matter製品の多くは2.4GHz帯のWi-Fiで動作します。自宅のルーターが2.4GHz対応であることを確認してください。現在販売されているルーターのほとんどは2.4GHz・5GHzデュアルバンド対応ですが、古い機種や賃貸備え付けのルーターは仕様確認が必要です。

ポイント2:Threadボーダールーターの要否

Matter製品の一部は「Thread(スレッド)」という低消費電力・メッシュ通信プロトコルを使用します。Thread対応製品を使う場合は「Threadボーダールーター」機能を持つ機器が必要です。下表を参照してください。

機器名Threadボーダールーター機能
Apple HomePod mini○
Apple TV 4K(第3世代以降)○
Google Nest Hub(第2世代)○
Amazon Echo(第4世代以降)○
SwitchBot ハブ3✗(MatterブリッジのみでThreadは非対応)

Thread対応製品を使わない場合(Wi-Fi接続のMatter製品のみ)はThreadボーダールーターは不要です。まずWi-Fi接続のMatter製品から始めるのが最もシンプルな入門方法です。

ポイント3:使いたいプラットフォームを先に決める

どのアプリで日常的に操作するかを先に決めておくと設定がスムーズです。iPhoneユーザーなら「Apple ホーム」アプリ(HomeKit)、AndroidユーザーならGoogle Homeアプリが自然な選択です。Matter対応製品はあとから別プラットフォームに追加することも可能なので、最初の選択に縛られる心配はありません。

Matter対応スマートホームを始める4つのステップ

ステップ1:スマートリモコンハブを用意する

エアコンや既存の照明・テレビなど、赤外線リモコンで操作する家電をMatter経由でコントロールしたい場合は、まず「Matterブリッジ機能付きスマートリモコンハブ」を用意しましょう。

SwitchBot ハブ3は、数千種類の赤外線コードデータベースから家電を自動設定でき、Apple HomeやGoogle Homeからエアコン・テレビ・照明を操作できるようになります。SwitchBotの他製品(スマートロック・温湿度計など)をMatter経由でまとめて管理する際にも役立ちます。

SwitchBot ハブ3
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ステップ2:スマート電球で照明をスマート化する

Matter対応のスマート電球は、E26口金の照明器具であれば工事不要で電球を交換するだけで導入できます。スマートフォンや音声による調光・調色、点灯タイマーなどが利用可能になります。

SwitchBot カラー電球(Matter対応)は、SwitchBot製品との親和性が高く、Matter対応ハブと組み合わせることでより細かい自動化が設定できます。コストパフォーマンスも高く、初めてのスマート照明に最適です。

SwitchBot カラー電球 E26
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TP-Link Tapo L530EもMatter対応のスマート電球として人気があります。シンプルな操作性で、複数のプラットフォームから直接制御できるのが特徴です。

TP-Link Tapo L530E
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ステップ3:スマートプラグで一般家電を自動化する

コンセントに差し込むだけで使えるスマートプラグを追加すると、扇風機・加湿器・コーヒーメーカーなどのオン/オフをスマートフォンや音声で操作できるようになります。外出先からのリモート操作や、時間帯を指定した自動オン/オフ設定も可能です。

ステップ4:スマートロックで玄関をスマート化する

スマートホームに慣れてきたら、後付けタイプのスマートロックを追加してみましょう。既存のドアのサムターン(つまみ)に取り付けるタイプは工事不要・原状回復可能で、賃貸でも安心して設置できます。

SwitchBot スマートロック Proは、Matter対応ハブとの組み合わせでApple HomeやGoogle Homeから施錠・解錠状態を確認したり、オートロック機能や合鍵機能を活用したりできます。スマートフォンが鍵代わりになり、手ぶら解錠にも対応しています。

SwitchBot スマートロック Pro
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賃貸でMatterを導入する際の注意点

① 原状回復可能な製品を選ぶ

壁に穴を開けたり電気工事が必要な製品は賃貸では避けましょう。スマート電球・スマートプラグ・後付けスマートロック・コンセント差し込み型のスマートリモコンは、いずれも原状回復可能です。

② スマートロックは管理会社に事前確認を

後付けスマートロックは「玄関の鍵そのものを交換するのでは?」と誤解されるケースがあります。実際には既存のサムターンに被せるだけで鍵本体は変わりませんが、設置前に管理会社や大家に確認を取っておくと安心です。

③ Wi-Fiの電波強度に注意する

スマートデバイスを複数設置する場合、玄関や洗面所など、ルーターから遠い場所では電波が届かないことがあります。Wi-Fiエクステンダー(中継器)の追加を検討するか、Thread対応製品を選ぶことでメッシュネットワークによる通信安定化が期待できます。

おすすめMatterスターターセット

【予算1万円】まずMatterを体験したい方

  • SwitchBot ハブミニ(Matter対応):赤外線家電をMatter経由で操作できるエントリーモデル
  • SwitchBot カラー電球 ×1〜2個:工事不要で始めるスマート照明

合計1万円前後から始められる最小構成です。既存のエアコン・テレビをスマートコントロールしつつ、スマート照明の便利さを体験できます。

【予算3万円】本格的にスマートホームを整えたい方

  • SwitchBot ハブ3:Matter対応の上位版ハブ。多彩なSwitchBot製品をMatterエコシステムに統合
  • SwitchBot カラー電球 ×2〜4個:リビング・寝室の照明をスマート化
  • SwitchBot スマートロック Pro:玄関の施錠・解錠をスマート化(工事不要)
  • Amazon Echo Dot(第5世代):Alexa音声操作+Threadボーダールーター機能
Amazon Echo Dot 第5世代
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3万円前後の投資で、照明・玄関・赤外線家電の3カテゴリをスマート化できる本格的なセットです。音声操作とスマートフォン操作の両方に対応し、快適なスマートホーム生活を実現できます。

よくある質問(Q&A)

Q. Matter対応していない古い製品は買い替えが必要ですか?

A. 必ずしも買い替えは必要ありません。Matter対応のハブ(ブリッジ)を経由することで、SwitchBotやPhilips Hueなど既存製品をMatterエコシステムに組み込めます。ただし、ハブ経由ではメーカー独自の高度な機能が一部制限される場合があります。

Q. AppleとGoogleどちらのエコシステムを選べばよいですか?

A. 日常的に使うスマートフォンのOSに合わせるのが最もスムーズです。iPhoneユーザーはApple ホームアプリ(HomeKit)、AndroidユーザーはGoogle Homeがおすすめです。Matter対応製品はどちらのプラットフォームにも後から追加できるため、最初の選択に縛られる必要はありません。

Q. スマートホームの設定は難しくないですか?

A. Matter対応製品の設定は、QRコードをスマートフォンのカメラで読み取るだけで完了するものがほとんどです。以前のスマートホーム製品と比べて格段に簡単になっており、ITに詳しくない方でも問題なく設定できます。

Q. インターネットが切れたら使えなくなりますか?

A. ローカル制御対応のMatter製品は、インターネット障害時でも自宅内のWi-Fiが生きていれば引き続き操作できます。ただし、外出先からのリモート操作や、一部の自動化機能にはインターネット接続が必要です。

Matter対応スマートホームは、賃貸・一人暮らしにとって理想的なスマートホームの始め方です。工事不要・原状回復可能な製品と組み合わせることで、どなたでも手軽に始められます。

メーカーをまたいで製品を自由に選べるMatter規格なら、「このアプリでしか使えない」という縛りがなく、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。まずはスマート電球やスマートリモコンハブからスモールスタートし、生活スタイルに合わせて少しずつ拡張していくのがおすすめです。

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